過払い金 取り戻した

 

誰にでも訪れる転落人生

私が借金をしたきっかけは、ホストクラブでした。
大学生の頃、上京してきた東京で、「煌びやかな街を楽しみたい」その一心で、友達に付いて行ってハマってしまったんです。

 

私はお気に入りのホストをナンバーに入れるべく、お金を注ぎ込みまくりました。
ちょっと足りない時は、ホストの彼が「ツケでいいからさ」なんて優しく言ってくれるから、ツケで飲んじゃったりなんかして。

 

彼はとにかくカッコよくって優しくて、何で私以外のお客が彼にボトルを入れないのかが不思議で仕方ないぐらいでした。
私は数字として彼のすばらしさを表現したいと思い、ツケで何本もシャンパンを開け、その度彼に褒められて、最高の時間を過ごしていました。

 

彼の誕生日イベントは、本当に盛り上がりました。
高いウィスキーボトルも入れて、シャンパンも高いのを何本も開けて……その日だけでいくら使ったかわかりません。
ただ、その日その場所では、彼は王子様で私はお姫様のようでした。まるで夢のように楽しい時間でした。

 

……しかし、夢には終わりが付き物。
翌日、彼から届いたメールは「ツケ、そろそろ払ってくれない?」というものでした。

 

金額を聞くと、なんと200万円。私は自分にそんなに使ったという自覚がなく、血の気が引きました。

 

すぐに彼に会いに行くと、すでに彼は不機嫌。
「少しずつ払っていくね」という言葉に、眉を顰めて返事をしました。

 

「今週中。じゃなきゃ、風俗に行くか親に払わせるか選びな」

 

冷たく言い放つ彼の言葉を聞いて、私は愕然としました。
そして、「両方とも嫌だ!」と焦り、近くにある消費者金融を駆け回って200万円を調達したのです。長く勤めていた安定しているバイト先があったおかげで、数社から借り入れすることができました。

 

そのお金を彼に渡すと、

 

「なんだ、できるんじゃーん。これからもよろしくね」

 

と、いつもの笑顔になって、私を抱き締めてくれました。
そこで私の熱は一気に引いていき、「もうホスト通いはやめよう」と決心したんです。

 

 

辛かった借金返済の日々

その後、私はバイトに勤しみました。一刻も早く借金を返そうと、生活を切り詰めに切り詰めて返済に明け暮れました。
ふと、ホストクラブでの楽しかった日々が頭をよぎることがありましたが、それもあのツケの支払いを私に迫る時の鬼のような形相、ゴミを見るような目で私を見てきたあの瞳……それらを思い出すと、悔しい気持ちが込み上げてきて、立ち直ることができました。

 

私はその後、無事に就職できました。中堅程度の会社でしたが、お給料は申し分のないhど出してくれるというとてもありがたい条件で、私は少しだけ返済を加速させることができました。

 

そして社会人1年生を終える頃には、完済することができました。
完済した日は、うれしくてうれしくて、思わず初めて1人焼肉をしてしまいました。久しぶりの贅沢な夕食でした。

 

それからは私の人生は順風満帆。
「借金を返すまでは無駄遣いをしないために、恋人は作らない」と決めていた私。
返済して少ししてから、前から気になっていた社内のセンパイに告白しました。すると、返事はOK。お付き合いすることになり、そのことも周りはとても祝福してくれました。
そんなムードだったので、社会人3年生になるころには結婚の話が持ち上がったんです。

 

 

きちんと婚約をして、結婚について話を進めていくと……出るわ出るわ、お金の話。
アレに何万円、コレに何十万円、それに百万円、と……結婚は金がかかるというウワサは存じておりましたが、まさかこれほどまでだなんて。

 

お金で痛い目を見た私はあまりお金を使いたくない……というより、貯金が少ないことをバレたくないという気持ちもあり「地味婚でいいよ」とも言ってみたのですが、彼は「一生に一度のことなんだから!」と譲ってくれませんでした。私が選んだ男なだけあって、非常に男前です。

 

今の貯金に、プラス何十万円かでいい。もう少し貯金があれば、私だってもう少し見栄を張れるのに。
あの時のお金が戻って来たら……と思うと、悔しい気持ちだけが戻ってきました。おまえは戻ってこなくていい。

 

 

目に飛び込んだ完済後でも過払い金が取り戻せるという広告

そんなことを考えながらぼんやりと通勤電車に乗っていると、ふと壁に貼られている広告に目が行きました。
借金整理債務整理で借金をなくしたい方へ

 

「完済後でも過払い金が取り返せる!」
私は今まで素通りしていたその広告を食い入るように見ました。
「もしかしたら、私の借金もいくらか返ってくる……?」

 

そう思うといても立ってもいられなくなり、私はすぐにその広告の電話番号を携帯電話にメモしました。
そして終業後、その弁護士会社に電話をかけてみたんです。

 

事情を説明すると「過払い金が戻ってくる可能性がありますので、まずは一度事務所へ起こしください」とのこと……私は次の休みを使って、弁護士事務所を訪れました。

 

実際に計算をしてもらうと、何十万円という単位でお金が戻ってくることが判明!!
私は驚いて思わず声を上げてしまいました。

 

そのままその弁護士に過払い金請求手続きの依頼をしました。
すると本当に、お金が返ってきたんです。
少し時間はかかりましたが、彼に「貯金が少ない」と気付かれる前に、お金を取り戻すことができたんです。

 

私はそのお金を貯金に加え、「これが私の貯金総額だよ」と彼に教えました。
それを知った彼は「意外としっかりしているんだな」と感心してくれて、すごくうれしかったです。

 

新居には、彼が欲しいけど諦めていたカッシーナのソファ、私のお金も少しプラスして思い切って買っちゃいました。
彼は大喜びで「君を選んで良かったよ」と言ってくれました。

 

その後は借金することもなく、平穏無事な結婚生活を営んでおります。

 

 

過払い金請求を考えている方へ

過払い金。大手の消費者金融が、グレーゾーンの中で貸し出ししていたものの遺物だと思っている人も多いかもしれませんが、無許可で貸出しているモグリの業者や街金融から借りて、法外な金利を払っているという人は未だにたくさんいます。そういう人たちは報復をおそれて過払い請求をしないでいる人も多いようですが、司法書士・弁護士などの法律職の方に相談をすれば、必ず解決してくれます。借り入れの証書がない、時効かもしれないと色々不安要素はあるかもしれませんが、過払い金は請求しないと始まりません。私の体験を見て勇気をもらったという人が一人でもいれば、ぜひアナタも自分のお金を取り戻してみてください。